RSD(CRPS)のタイプと概要

タイプ I とタイプ II

CRPS(旧称RSD)は、神経や軟部組織が通常の治癒過程を辿らない状態です。タイプ I とタイプ II の2つに分類され、原因が特定できない場合はタイプ I、明確な神経損傷がある場合はタイプ II(カウサルジア)と呼ばれます。たとえば、手術後に神経が損傷した場合はタイプ II に該当します。

診断

両タイプとも、脳へ絶え間なく送られる痛み信号により、持続的かつ激しい神経性疼痛が特徴です。転倒や侵襲的手術だけでも同程度の疼痛が生じます。皮膚の温度変化、むくみ、皮膚の異常などが診断の手がかりとなりますが、他の疾患を除外し、病歴を詳細に評価し、身体検査を行うことで最終的に診断されます。

治療

患者や家族、医療機関の認識が不十分なため、正確な診断までに平均5人の医師を受診することが多いです。治療法は薬物療法、理学療法、心理的サポート、交感神経ブロック、脊髄刺激などが組み合わされます。

事実

米国では20万人から120万人が重度の慢性的疼痛に苦しんでおり、そのうち女性は男性の2〜3倍の割合でCRPSと診断されます。平均年齢は42歳ですが、3歳の子どもまで症状が報告されています。CRPSは精神疾患ではありませんが、周囲に理解されないことで心理的問題を抱えることがあります。早期の正確な診断と適切な治療が回復の鍵です。

神経障害 - 関連記事