回内症候群

前腕と回内

前腕は2つの筋膜区画に分かれ、前側(掌側)には正中神経が通ります。正中神経は頸椎部から出て腕を下り、指先まで走ります。回内は前腕を回転させて手のひらを下向きにする動きで、橈骨と尺骨が関節する橈尺関節で起こります。

足と回内

足の長骨は足根骨です。内側足関節のすぐ下には内側足底神経と外側足底神経が走る通路があります。足の回内は足底が内側に倒れ、土踏まずが平坦になる動きで、距骨と踵骨が接する距骨下関節で起こります。

前腕の回内症候群

長時間にわたる回内や、指を強く曲げる動作を繰り返すと、正中神経が炎症や圧迫を受けやすくなります。結果として前腕や手に痛み、しびれ、チクチク感が生じ、手首や指の筋力低下を伴うことがあります。

足の回内症候群(足底管症候群)

足底が内側に倒れ土踏まずが崩れると、内側足底神経・外側足底神経が圧迫され、足底管症候群(タルサルトンネル症候群)を引き起こします。足の裏、踵、つま先に痛みやしびれ、刺すような感覚が現れ、長時間の立位や歩行が困難になります。

治療法

まずは一般医で精密検査を受け、他の疾患の除外と適切な診断を受けましょう。初期は患部を冷やし、抗炎症薬で炎症を抑えます。痛みが和らいできたら、ストレッチや筋力トレーニングで柔軟性と強さを回復させます。また、正しい姿勢や動作指導、必要に応じたサポーターの使用で再発防止を図ります。

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