トニック・クロニック発作がもたらす危険とは?
トニック・クロニック発作(大発作)は、意識消失や激しい全身痙攣を伴い、身体的な怪我や医学的合併症を引き起こす可能性があります。以下に主な危険要因を示します。
頭部・脊髄の損傷
発作中に意識を失い倒れ、硬い床や壁に頭を打つことで、頭部外傷や脊髄損傷のリスクが高まります。
骨折
激しい筋収縮により、腕や脚、肋骨などが無意識に激しく動き、骨折を引き起こすことがあります。
軟部組織の損傷
筋肉の強い収縮は、筋肉の捻挫、肉離れ、打撲などの軟部組織損傷をもたらします。
窒息
発作中に呼吸が一時的に止まることがあり、うつ伏せの姿勢や気道に分泌物・嘔吐物があると窒息の危険が増します。
誤嚥
嚥下反射が失われることで、胃内容物が肺に入り、誤嚥性肺炎を引き起こす可能性があります。
溺水
水中で発作が起きると、本人が自力で呼吸できず、溺死のリスクが極めて高くなります。
心律不整
発作中や発作後に異常な心拍リズムが現れ、特に既往の心疾患がある場合は重大な合併症となります。
ステータス・エピレプティック(持続発作)
発作が5分以上続く、または回復なしに連続して起こる場合はステータス・エピレプティックと呼ばれ、緊急治療が必要です。脳障害や他の合併症を招く恐れがあります。
発作の危険性を減らすためには、医療用IDの着用や転倒・溺水リスクの高い状況を避けること、定期的な診療・適切な治療を受けることが重要です。
