高齢者における薬剤副作用と安全な投薬管理
薬剤副作用
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薬剤と疾患の相互作用は、ある疾患の治療のために処方された薬が、別の既存の疾患を悪化させることがあります。高齢者は複数の慢性疾患を抱えることが多く、特に抗コリン作用を持つ薬剤でこのリスクが高まります。
薬剤間相互作用も、代謝が遅くなるため高齢者で頻繁に起こります。
効果的な薬物治療
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メルクマニュアルによると、処方医が薬の副作用を新たな疾患と誤認し、追加の薬を処方する「処方カスケード」が起こり得ます。結果として、さらなる副作用が生じ、診断が混乱します。
高齢者への投薬は、まず低用量から開始し、徐々に成人標準用量へ増量します。副作用は常に観察・記録し、必要に応じて調整します。
注意すべき薬剤カテゴリ
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非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)は、胃腸出血、腎機能障害、心血管系トラブルのリスクが高まります。市販のイブプロフェンも同様です。
ワルファリンなどの抗凝固薬に対しては、感受性が増すため投薬量の微調整が必要です。
高齢者の薬力学(Pharmacodynamics)
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特に認知症を有する高齢者は、中枢神経系への薬剤副作用(眠気、混乱)に対して感受性が高く、日常生活に支障をきたすことがあります。
高齢者の薬物動態(Pharmacokinetics)
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加齢に伴い薬剤の代謝・排泄が低下し、体内蓄積や毒性が起こりやすくなります。したがって、開始用量は低く設定し、血中濃度や臨床症状を慎重にモニタリングすることが重要です。
