身長・体重から投薬量を算出する手順
医師や看護師が患者の身長と体重を基に投薬量を決定する際、まず体表面積(BSA)を算出します。BSAは平方メートルで表され、薬剤ごとに定められた係数と掛け合わせることで、適切な投与量が得られます。この方法により、効果を確実に得られる量を投与しつつ、過剰投与による副作用を防止できます。特に、化学療法薬など高毒性薬剤の投与では正確な計算が重要です。
必要なもの
- 計算機(電卓またはスマートフォン)
- インターネットまたはイントラネットへのアクセス
手順
BSA計算ツールにアクセスします。Halls MD などのウェブサイトや、医療機関のイントラネットに設置された計算機を利用できます。
医療機関で使用しているBSA算出式を確認します。代表的な式はMosteller、DuBois、Haycock、Boyd、Gehan & George がありますが、近年はMosteller式が主流です。
患者の身長を測定します。計算ツールはインチ、フィート+インチ、またはセンチメートルで入力可能です。できるだけ立位で測定してください。
体重を測ります。できるだけ正確な体重計で測定し、ポンドまたはキログラムで入力します。
「計算」ボタンを押すと、BSA(m²)が自動で算出されます。例:身長61インチ、体重200ポンドの男性のBSA(Mosteller式)は約1.98 m²です。
投与したい薬剤の投与式(例:mg/m²)を確認し、算出されたBSAに掛け合わせます。例えばBSAが1.5 m²で、薬剤の推奨投与量が200 mg/m²の場合、投与量は300 mgとなります。
