盲腸(虫垂)の役割と盲腸炎の症状・治療法

盲腸(虫垂)とは

盲腸は腹部の右下部に位置する、指の太さほどの小さな臓器です。大腸に付属し、盲腸茎と呼ばれる細い管でつながっています。主にリンパ組織で構成され、免疫機能の一部とされています。

盲腸の主な役割(考えられる機能)

  • 免疫機能:リンパ組織が抗体産生を助け、感染に対抗します。
  • 消化補助:炭水化物分解酵素を産生し、食物の消化に関与する可能性があります。
  • 腸内細菌の保管:有益な腸内細菌を保持し、腸内フローラのバランス維持に寄与すると考えられています。

盲腸炎(虫垂炎)とは

盲腸が炎症を起こすと「盲腸炎」と呼ばれます。放置すると破裂や全身感染といった生命を脅かす合併症につながるため、早期の診断と治療が重要です。

主な症状

  • 右下腹部の疼痛
  • 吐き気・嘔吐
  • 発熱・寒気
  • 下痢または便秘
  • ガスが出にくい不快感

診断と治療

盲腸炎と診断された場合、盲腸の切除手術(虫垂切除術)が必要です。手術は腹腔鏡を用いた小さな切開で行われ、比較的低侵襲です。

手術後は数日間入院し、感染防止のために抗生物質を投与します。多くの患者は数週間で日常生活に復帰できます。

処方薬 - 関連記事