トラマドールが処方される主な理由
トラマドール(商品名:ウルトラム、ウルトラセットなど)は、オピオイド受容体に作用し疼痛の感覚を変える鎮痛薬です。米国では処方箋が必要で、アセトアミノフェンと併用されることもあります。
短期的な疼痛
トラマドールは中等度から中等度以上の急性疼痛を緩和するために主に処方されます。手術後、骨折、神経圧迫など様々な原因による痛みが対象です。慢性疼痛や末期患者にも短期間使用されますが、依存性が高いため長期使用は避け、必要に応じて他の鎮痛薬に切り替えることが推奨されます。
胃食道逆流症(GERD)
胃酸が食道に逆流し炎症を起こす胃食道逆流症(GERD)や食道炎で強い不快感がある場合、少量のトラマドールが症状緩和に用いられることがあります。
骨・脚・筋肉の障害
線維筋痛症、骨折・骨粗鬆症による骨痛、関節炎・変形性関節症、腱の障害、さらには重度のむずむず脚症候群(RLS)など、さまざまな骨・筋肉系の疼痛にトラマドールが処方されます。
頭痛
一般的な緊張型頭痛には通常処方されませんが、片頭痛や群発頭痛など慢性的で激しい頭痛に対しては、生活障害や光過敏といった症状の緩和を目的にトラマドールが使用されることがあります。
いずれの場合も、医師の指示に従い適切な用量と期間で使用することが重要です。
