熱疹(あせも)の症状・原因・対策

症状

熱疹は大人では背中、腹部、首、胸部上部、股間、脇の下に、赤ちゃんや小児では頭部、首、肩、胸部に現れます。症状は軽度から重度まで様々です。

  • 軽度:表皮のみに影響し、透明な水疱や小さな突起ができ、痒みや痛みはほとんどありません。
  • 中等度:表皮の深部に炎症が及び、赤い丘疹が赤い皮膚に囲まれ、痒みや刺すような感覚があります。
  • 重度:真皮まで炎症が及び、硬い肉色の病変ができ、発汗が阻害され熱射病のリスクがあります。

原因

熱疹は汗腺の導管が詰まり、汗が皮膚下にたまることで起こります。主な要因は以下の通りです。

  • 高温多湿の環境や熱帯気候
  • 激しい運動による大量の発汗
  • 長時間のベッド上安静や閉鎖的な環境
  • 汗の蒸発を妨げる衣類や厚いクリーム・軟膏
  • 体温上昇全般
  • 特に乳児は汗腺が未発達で、暑い環境や過度な服装で起こりやすい
  • 新生児の高熱や保温器での過熱

合併症

熱疹部位が掻かれたり衣類で刺激されたりすると感染し、炎症性の膿疱になることがあります。また、重症例では発汗障害により熱射病や熱疲労の危険が高まります。

治療

適切な対処で7〜10日で改善します。軽度の場合は以下を実施してください。

  • 室内でエアコンや扇風機を使用し、皮膚を涼しく保つ
  • 過度な運動や熱環境を避ける
  • 通気性の良い軽い服装を選ぶ

中等度以上の場合は、かゆみ止めとして以下の外用薬が有効です。

  • カラミンローションやヒドロコルチゾンクリーム
  • 汗腺の詰まりを防ぐ無水ラノリン
  • 症状が強い場合はステロイド外用薬の使用を医師に相談

予防

熱疹を防ぐためのポイントは、皮膚を常に涼しく乾燥させることです。

  • 夏は通気性の良い綿素材のゆったりした服を着用
  • 冬でも過度に厚着しない(特に乳幼児)
  • 暑く湿度の高い日はエアコンや扇風機で室内にとどまる
  • 寝室を涼しく保ち、就寝前にぬるま湯で軽く洗う
  • 香料や着色料の入っていない低刺激性の石鹸を使用
  • クリームや軟膏の過剰使用は避け、毛穴や汗腺を詰まらせないようにする

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