帯状疱疹後の神経痛への対処法と予防ポイント
水痘(水ぼうそう)にかかったことがある人は、帯状疱疹の原因となる水痘帯状疱疹ウイルス(Varicella‑zoster)を体内に持っています。このウイルスは神経細胞に潜伏し、免疫力の低下やストレスで再活性化し、帯状疱疹として現れます。痛みを伴う帯状の発疹が数週間続き、治癒後も患部に長期間続く疼痛(帯状疱疹後神経痛)になることがあります。
痛みを和らげる方法
- 圧迫による緩和:患部を適度に圧迫すると痛みが軽減します。背中が痛む場合は、背もたれのしっかりした硬めの椅子に座ると圧力がかかります。胸部に痛みがあるときは、厚めの本やクッションを当ててみましょう。女性の場合は、バッグを胸に当てるのも有効です。
冷湿布・温湿布の活用
- 冷たいまたは温かい湿布を患部に当てると、皮膚が鎮静され痛みが和らぎます。さらに、肌を刺激しないゆったりとした柔らかい素材の衣類を選び、粗い・きつい服装は避けましょう。
薬物療法
- 抗ウイルス薬:Zovirax(アシクロビル)、Valtrex(バラシクロビル)、Famvir(ファムシクロビル)は帯状疱疹の治療に用いられます。早期に服用すれば症状の短縮や帯状疱疹後神経痛の予防につながります。
痛みが続く場合は、一般用鎮痛剤(例:タイレノール、イブプロフェン)で症状を緩和できます。
予防ワクチン
- 米国疾病予防管理センター(CDC)によると、人口の約3分の1が帯状疱疹ウイルスに感染しています。50歳以上、特に60歳以上で発症リスクが高まります。
Zostavax(帯状疱疹ワクチン)は発症リスクと後遺症を大幅に減少させるとされています。60歳以上の方への接種が推奨されています。
ワクチン接種時の注意点
- ゼラチンや抗生物質ネオマイシンにアレルギーがある人は接種を避けてください。HIV/AIDS、がん治療中(放射線・化学療法、骨髄抑制など)の方も接種は推奨されません。ワクチンは予防策の一つですが、帯状疱疹後神経痛には他の治療法も有効です。
