はたぼう虫(回虫)についての解説

はたぼう虫(回虫)は線虫に属する腸内寄生虫です。オスは約2〜5mm、メスは約8〜13mmと大きさが異なります。はたぼう虫は人間を含むさまざまな哺乳類に感染します。

症状

  • はたぼう虫感染の初期はほとんど症状がありません(メイヨークリニック)。感染が進むと、鼠径部や膣周辺のかゆみ、不眠、イライラ、落ち着きのなさ、吐き気などが現れます。

特徴

  • メスのはたぼう虫は腸管を移動し、肛門周辺に卵を産みます。卵によるかゆみでかくと、卵が指に付着し、最終的に口へ運ばれます。

原因

  • はたぼう虫の感染は、卵が付いた食べ物や飲み物を摂取する、または卵が付着した手や爪を介して他人と接触することで起こります。

リスクと予防

  • はたぼう虫は子どもに多く見られ、感染した子どもがいる家庭では他の家族も感染しやすくなります。頻繁な手洗いや清潔な生活習慣が予防の鍵です。

合併症

  • 治療しないと、はたぼう虫は宿主の栄養を奪い、著しい体重減少を招きます。女性や女児では、はたぼう虫が膣や尿道に侵入し、尿路感染症、膣炎、子宮内膜症を引き起こすことがあります。

診断と治療

  • 医師は肛門周辺からセルロホーステープで卵を採取し、顕微鏡で確認して診断します。アルベンザやPin‑Xなどの抗寄生薬で治療し、肛門周辺のかゆみを和らげる軟膏を併用することが一般的です。

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