太陽中毒になるとどんな症状が出るのか?

症状

太陽中毒の最も顕著な症状は、赤く炎症を起こした日焼けです。場合によっては水疱ができ、皮膚はかゆみや痛みを伴うことがあります。日焼けだけでは太陽中毒とは限りませんが、頭痛、発熱、悪寒、吐き気、めまい、脱水症状が現れることがあります。重症例では嘔吐や体温が40℃(104°F)を超える高熱が出ることもあります。

種類

太陽中毒と呼ばれる光過敏症は主に次の3つに分類されます。

  • 重度の日焼け:通常の日焼けが極端にひどくなる形。
  • 光過敏性皮膚炎(PMLE):光に慣れていない人が強い日光に当たったときに起こり、紅斑やかゆみを伴う広範囲の発疹が現れます。
  • 日光蕁麻疹(Solar urticaria):数分以内に皮膚に膨らみや水疱ができ、息苦しさや意識消失を伴うことがあります。

原因とリスク要因

太陽中毒は紫外線(UV)への過剰な曝露が直接の原因です。発症までの時間は個人差がありますが、以下の要因でリスクが高まります。

  • 肌や毛髪が白く、日焼けしやすい体質。
  • 光感作性を高める薬剤の使用(経口避妊薬、テトラサイクリン系抗生物質、利尿剤、特定の抗うつ薬、ニキビ治療薬など)。
  • 日焼け止めを塗らない、またはSPF30未満の低い製品を使用。

治療

軽度の太陽中毒は自宅で対処できます。まず屋内に移動し、日光を避けましょう。

  • 冷たいシャワーや入浴で皮膚を冷やし、やさしくタオルで乾かす。
  • アロエジェルや冷湿布で炎症を和らげる(香料や油分の多いローションは避ける)。
  • 脱水を防ぐために水分を多く摂取し、必要に応じて市販の鎮痛剤を使用。

以下の症状がある場合は速やかに医療機関を受診してください。

  • 顔や体の腫れ、広範囲の水疱。
  • 体温が40℃以上、激しい発熱・悪寒。
  • 嘔吐、腹痛、意識障害、めまい、混乱。

重症例ではステロイド薬の内服や点滴による水分補給が行われます。

予防

太陽中毒を防ぐための基本的な対策は次の通りです。

  • 露出部位を衣服や帽子で覆う。
  • SPF30以上の広範囲日焼け止めを塗布し、2時間ごと、または汗や水に触れた後は必ず塗り直す。
  • 香料や抗菌クリームなど、光感作性を高める成分を含む製品の使用は控える。
  • 日差しが最も強い10時から16時までの外出はなるべく避け、どうしても外出する場合は日陰や日傘を利用する。

発疹 - 関連記事