性病は痛みを伴う腫れ(バンプ)を引き起こすことがありますか?
性病(STD)の中には、痛みを伴う小さな腫れや潰瘍が現れるものがあります。ここでは、代表的な性病とその症状を分かりやすく解説します。
主な性病と痛みを伴う腫れ
ヘルペスウイルス(HSV)
HSV‑1 と HSV‑2 は、口唇ヘルペスと性器ヘルペスを引き起こすウイルスです。感染部位に小さくて痛みを伴う水疱や潰瘍ができ、数日から数週間でかさぶたになります。
梅毒(シフィリス)
梅毒は細菌感染で、初期段階(一次梅毒)では感染部位に無痛性の硬性潰瘍(硬性潰瘍)が現れます。痛みは伴わないことが多いですが、進行すると痛みを伴う皮膚病変が出ることがあります。
軟性下疳(チャンコイド)
Haemophilus ducreyi による感染で、性器や肛門周囲に柔らかく痛みを伴う潰瘍ができます。潰瘍は急速に拡大し、周囲のリンパ節が腫れることがあります。
リンパ肉芽腫性血清症(LGV)
クラミジア・トラコマティスの一部血清型が原因で、性器や直腸に小さく無痛の腫瘍や潰瘍が現れ、同時に鼠径部のリンパ節が腫れ、痛みを伴うことがあります。
血清性潰瘍症(ドナノノーシス)
Klebsiella granulomatis が引き起こす慢性細菌感染で、鼠径部や性器に痛みのない赤く肥厚した潰瘍や腫れができ、進行すると出血や潰瘍化します。
ヒトパピローマウイルス(HPV)
特定のHPVタイプは性器いぼ(コンデローマ)を形成します。いぼは小さく肉厚で、刺激や摩擦により痛みや出血を伴うことがあります。
なお、痛みを伴う腫れは性病以外にも、皮膚感染症、アレルギー反応、埋没毛などが原因となることがあります。異常を感じたら速やかに医療機関を受診し、正確な診断と適切な治療を受けることが重要です。
