CPISスコアの計算方法

臨床肺感染スコア(CPIS)は、人工呼吸器使用患者における人工呼吸器関連肺炎(VAP)の罹患可能性を事前に評価し、呼吸器培養を行う意義を判断するためのアルゴリズムです。CPISは体温、白血球数、気管分泌物の有無、動脈血酸素分圧と吸入酸素濃度の比(PaO₂/FiO₂)、胸部X線所見の5項目を点数化します。合計点が6点を超える場合、気管支肺胞洗浄(BAL)やミニBALによる呼吸培養が診断に有用とされます。

計算手順

  1. 体温:39.0℃以上または36.5℃以下=2点、38.5〜38.9℃=1点、36.5〜38.4℃=0点。
  2. 白血球数(WBC):4,000以下または11,000以上かつ50%以上のバンド=2点、4,000以下または11,000以上=1点、4,000〜11,000=0点。
  3. 気管分泌物:緑色または黄色の膿性分泌物=2点、非膿性分泌物=1点、分泌物なし=0点。
  4. PaO₂/FiO₂比:240以上=0点、240以下=2点。
  5. 胸部X線所見:斑状浸潤=2点、びまん性浸潤=1点、浸潤なし=0点。
  6. 総合点の判定:合計が6点を超える場合、BALやミニBALによる呼吸培養がVAP診断に有用です。

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