酸素飽和度が低下する原因は?
人体は酸素がなければ正常に機能できません。酸素は血液を通じて全身の組織や臓器へ運ばれ、酸素飽和度は赤血球が運搬できる酸素の量を示します。以下のような状態になると酸素飽和度が低下します。
貧血
赤血球は酸素を運搬する役割を担っていますが、貧血になると赤血球数が減少します。その結果、体内の酸素結合量が減り、酸素飽和度が低くなります。
有毒ガス(例:一酸化炭素)
一酸化炭素は自動車の排気ガスなどに含まれ、血中のヘモグロビンと結合して酸素の結合部位を奪います。吸入するとヘモグロビンに結合した酸素が減少し、酸素飽和度が低下します。
低血容量(低血量)
大量出血や重度の脱水により血液量が減少すると、循環する赤血球の総量も減ります。その結果、全身への酸素供給が不十分となり、酸素飽和度が低くなります。
薬剤の影響
麻酔薬など一部の薬剤は呼吸抑制を引き起こし、呼吸が浅くなります。十分な酸素を吸入できないため、赤血球への酸素結合が減少し、酸素飽和度が低下します。
神経筋疾患
重症筋無力症やギラン・バレー症候群など、呼吸に関わる筋肉の機能が低下する疾患は、呼吸運動を妨げます。結果として酸素摂取量が減り、酸素飽和度が低くなります。
