肺に影響を与える主な疾患とその症状
さまざまな呼吸器疾患は肺の機能や構造に直接的な影響を及ぼし、日常生活に支障をきたす症状を引き起こします。以下では代表的な疾患と主な症状・原因をまとめました。
慢性閉塞性肺疾患(COPD)
COPD は慢性的な炎症が原因で気道が狭くなり、空気の流れが妨げられる疾患です。主な原因は喫煙、受動喫煙、環境大気汚染、職業性粉塵や化学物質への曝露です。症状には息切れ、喘鳴(ぜんめい)、咳、胸部の圧迫感などがあります。
喘息
喘息は気道の慢性炎症によって発作的に喘鳴、咳、胸部の締め付け感、息切れが起こります。アレルゲン(花粉、ハウスダスト、ペットのフケなど)、運動、冷たい空気、呼吸器感染症が主な誘因です。
肺炎
肺炎は細菌、ウイルス、真菌などによる肺の感染症です。典型的な症状は発熱、寒気、咳、息切れ、胸痛です。重症化すると入院が必要になることがあります。
結核(TB)
結核は結核菌による肺の感染症で、血流やリンパを介して他臓器へ広がることがあります。症状は発熱、持続性咳、体重減少、倦怠感などです。
肺がん
肺がんは肺に発生する悪性腫瘍で、米国におけるがん死亡原因のトップです。主な症状は咳、息切れ、胸痛、体重減少です。早期発見が予後改善の鍵となります。
間質性肺疾患(ILD)
ILD は肺胞間の組織が炎症や線維化により硬くなる疾患群です。息切れ、咳、疲労感が典型的な症状です。
睡眠時無呼吸症候群
睡眠時無呼吸は睡眠中に呼吸が一時的に停止する障害で、いびきが大きくなる、日中の過度な眠気、朝の頭痛などが現れます。適切な治療で生活の質が向上します。
