麻痺患者の尿路感染症(UTI)を予防するには?

麻痺患者の尿路感染症(UTI)予防ガイド

脊髄損傷などで麻痺状態にある方は、尿路感染症(UTI)のリスクが高くなります。以下の対策を組み合わせることで、感染予防が可能です。

1. クリーンインターミッテントカテーテル法(CIC)

最も効果的な予防法は、無菌手技で行うクリーンインターミッテントカテーテルです。尿道からカテーテルを挿入し、定期的に膀胱を排尿させます。手技中は必ず滅菌手順を守り、細菌の侵入を防ぎましょう。

2. 抗菌薬の予防的使用

長期留置カテーテル使用や再発性UTIの既往がある場合、医師の判断で予防的に抗菌薬を処方されることがあります。自己判断での使用は避け、必ず医師の指示に従ってください。

3. 十分な水分摂取

水分を多く摂ることで尿が頻繁に流れ、細菌が膀胱に残りにくくなります。純粋な水が最適ですが、ジュースやスープなどでも構いません。

4. 尿の酸性化

クランベリージュースやビタミンCサプリメントで尿を酸性に保つと、細菌の増殖が抑えられるという研究があります。過剰摂取にならないよう、適量を守りましょう。

5. 性交前後の排尿

性交渉の前後に膀胱を空にすることで、尿道に付着した細菌を洗い流し、感染リスクを低減できます。

6. 適切な個人衛生

外陰部は石鹸と水で毎日やさしく洗浄し、乾燥させておくことが大切です。清潔な下着を使用し、排尿後は前から後ろへ拭くようにしましょう。

これらの対策はあくまで一般的な指針です。個々の状態に合わせた最適な予防法は、担当医と相談して決めてください。

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