T4(サイロキシン)テスト結果の読み方
下垂体と視床下部により制御される甲状腺は、首に位置する内分泌腺です。この腺は甲状腺ホルモンであるトリヨードサイロニン(T3)とサイロキシン(T4)を産生し、代謝や体の様々な機能を調節します。甲状腺検査は疾患の診断や治療効果の確認に用いられます。医師が処方する甲状腺薬は、正常な甲状腺と同等のホルモンを補充します。
必要なもの
- 医師からの検査結果
手順
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血液検査の実施
クリニックで血液を採取し、T4レベルを測定します。代表的な検査法は放射免疫測定法(RIA)で、甲状腺機能と血中T4濃度を評価します。また、甲状腺刺激ホルモン(TSH)検査や、タンパク結合されていないフリーT4検査も行われ、甲状腺機能低下症の管理に有用です。
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結果の確認
医師から提示された数値を確認します。T4が4.5〜12.5µg/dLの範囲であれば正常とされます。低T4は甲状腺自体の障害、または下垂体が甲状腺を刺激できていないことが原因となります。T4が低くTSHが高い場合は甲状腺の問題、逆にTSHが低い場合は下垂体の機能不全が疑われます。
なお、血中のタンパク結合グロブリン(TBG)の増減により、実際の甲状腺機能とは無関係にT4やT3の測定値が上下することがあります。このため、偽の甲状腺機能亢進・低下が診断され、不要な薬が処方されることがあります。
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異常値の評価
検査結果に異常が認められたら、甲状腺機能亢進症(バセドウ病など)や低下症(橋本病など)の可能性を検討します。
甲状腺機能亢進症の主な症状は、心拍数の増加、体重減少、神経過敏、熱感、下痢、女性の月経不順などです。
甲状腺機能低下症の主な症状は、便秘、体重増加、倦怠感、乾燥肌、寒さを感じやすい、女性の月経過多などです。
