甲状腺を除去したら代謝率はどう変わるのか?
甲状腺は内分泌系の腺で、甲状腺ホルモン(チロキシン)を分泌し、体の代謝を調整します。このホルモンは体重増減から重要な臓器やシステムの機能まで幅広く関与しています。
甲状腺摘出手術(甲状腺切除)とは
甲状腺摘出術は、甲状腺がんや重度の甲状腺疾患など、他の治療法が効果を示さない極端なケースで行われる外科手術です。甲状腺が除去されると、代謝率は大きく変動します。
代謝への影響
代謝とは、細胞内で栄養素からエネルギーを取り出す化学反応のことです。チロキシンが不足すると、代謝が低下し、極度の倦怠感やエネルギー不足を感じやすくなります。
必要となる治療
甲状腺を全摘した場合、生涯にわたって甲状腺ホルモンの代替療法が必要です。米バージニア大学医療システムによれば、合成甲状腺ホルモンを用いて低下したホルモンレベルを正常化します。
代替ホルモンの特徴
米国甲状腺協会は、合成チロキシン(T4)は患者自身の甲状腺ホルモンと同様の作用を示すと説明しています。部分摘出でも、ホルモン補充療法が行われます。
甲状腺がん患者への効果
乳頭状や濾胞性甲状腺がんの治療で摘出手術を受けた患者は、合成ホルモンの服用によりがんの再燃リスクを抑えることができます。ホルモンは毎日小さな錠剤で経口投与します。
まとめ
甲状腺摘出後は、代謝が低下しやすくなるため、適切な甲状腺ホルモン補充が不可欠です。医師の指導のもと、定期的な血液検査と薬剤調整を行い、健康な生活を維持しましょう。
