甲状腺刺激ホルモン(TSH)の正常値と検査の目安
米国甲状腺協会は、35歳以上の方は甲状腺疾患の有無にかかわらず、5年に1回はTSH(甲状腺刺激ホルモン)検査を受けることを推奨しています。
機能
TSH測定は、甲状腺疾患の有無を判断するために行われます。診断後は、治療や薬剤が適切に効果を発揮しているかを確認するために再測定します。また、乳児の先天性甲状腺機能低下症のスクリーニングにも利用されます。
TSHの結果が示す意味
- 低TSH(0.4未満) → 甲状腺が過剰にホルモンを分泌し、甲状腺機能亢進症(バセドウ病など)と考えられます。
- 高TSH(4.0以上) → 甲状腺のホルモン産生が不足し、甲状腺機能低下症(橋本病など)を示唆します。
正常なTSH値(甲状腺疾患なし)
NIHのデータによれば、甲状腺疾患の既往がない成人の正常TSH範囲は0.4〜4.0 mIU/Lです。
治療中の甲状腺患者の目標TSH値
甲状腺機能亢進症または低下症の治療を受けている場合、目標とすべきTSHは0.5〜3.0 mIU/Lです。
異常値が出た場合の対処法
TSHが基準外の場合は、内分泌科医と連携し、適切な治療計画を立てます。その後、定期的に血液検査を行い、TSH値の変化をモニタリングします。
