バセドウ病(甲状腺機能亢進症)と放射性ヨウ素治療
バセドウ病(甲状腺機能亢進症)は、免疫系が甲状腺を誤って刺激し、過剰に甲状腺ホルモンを産生させる自己免疫疾患です。治療法は抗甲状腺薬、放射性ヨウ素療法、手術がありますが、本稿では放射性ヨウ素治療に焦点を当てます。
放射性ヨウ素治療とは
放射性ヨウ素(I-131)を用いた治療で、放射能を持つヨウ素が甲状腺細胞に集中的に取り込まれ、エネルギーを放出して細胞を破壊します。投与は無味の液体を水に溶かすか、カプセルで行われます。
甲状腺機能亢進症(バセドウ病)
甲状腺はヨウ素を利用してホルモンを合成しますが、バセドウ病では過剰に刺激され、ホルモンが大量に分泌されます。その結果、震え、頻脈、体重減少、不眠などの症状が現れます。
治療の効果
放射性ヨウ素治療により代謝が正常化し、過剰な代謝による体重減少が止まります。ただし、食欲が低下することがあります。
治療直後に喉の痛みや唾液腺の腫れ、吐き気などの副作用が現れることがあります。
治療の目的とその後の管理
主な目的は甲状腺を破壊し、過剰な甲状腺ホルモンの産生を止めることです。その結果、多くの患者は生涯にわたり甲状腺ホルモン(T4)を服用する必要があります。
予後
効果が現れるまで平均3〜6か月かかります。効果が不十分な場合は追加の放射性ヨウ素治療が行われることがあります。
治療後2〜4週間で体調が回復し、筋力の向上、振戦の減少、睡眠の改善が期待できます。
