AACE(米国臨床内分泌学会)とTSH基準値
米国臨床内分泌学会(AACE)は、甲状腺疾患の診断や治療におけるホルモンレベルの目安を提示しています。TSH(甲状腺刺激ホルモン)は甲状腺の機能状態を示す重要な指標で、甲状腺は脳・心臓・腎臓・肝臓・皮膚など多くの臓器の働きに関与しています。
診断
甲状腺機能亢進症・低下症は身体検査や病歴で診断されますが、TSH値の測定が診断の鍵となります。
基準値
2003年のAACEの推奨では、TSHの正常範囲は0.3〜3.0 mIU/Lとされています。この範囲を外れた場合、0.3未満は甲状腺機能亢進症、3.0以上は甲状腺機能低下症として治療を検討すべきです。
治療
甲状腺機能低下症の標準治療は、レボチロキシンを1日あたり25〜50 µg投与することです。数週間後にTSH濃度を再測定し、必要に応じて用量を調整します。
