脂肪腫(リポーマ)の治療法は?
外観
脂肪腫は皮膚の一部にできる柔らかいしこりで、ゆっくりと大きくなります。悪性腫瘍のように他の部位へ転移することはなく、通常は痛みを伴いません。
治療のタイミング
脂肪腫は無害で痛みも少ないため、必ずしも治療が必要というわけではありません。ですが、腫瘍が大きくなり、刺激や圧迫感、痛みを引き起こす、または見た目が気になる場合は除去を検討します。
診断
医師は触診と視診だけで脂肪腫かどうかを判断できることが多いです。脂肪肉腫(リポサルコーマ)は触感が異なるため、疑わしい場合は生検で確定診断を行います。リポサルコーマは癌性で増殖が速いため、正確な診断が重要です。
外科的除去
大きな脂肪腫や不快感を伴うものは外科手術で除去します。多くは局所麻酔で日帰り手術が可能です。腫瘍のサイズや部位によっては全身麻酔が必要となり、入院手術になることもあります。外科的に除去された脂肪腫は再発しにくいです。
脂肪吸引
手術の代替として脂肪吸引が行われます。針とシリンジで脂肪組織を吸引しますが、手術ほど完全に取り除くことはできないため、再発のリスクが高くなります。
ステロイド注射
医師は腫瘍部位にステロイドを注射し、腫瘍のサイズを縮小させることができます。腫瘍自体は残りますが、目立たなくなる場合があります。
留意点
脂肪腫は深刻な病気ではありませんが、自己判断で放置せず、まずは医師に診てもらい、がんでないことを確認してください。
