尿路迂回手術の3種類とその特徴
手術の概要
膀胱を摘出する必要がある場合、尿を体外へ排出する新たな経路を作る手術が行われます。主に小腸や大腸の一部を利用し、糞便の流れから切り離して再構築します。
イレアルコンジット(腸管導管)
最もシンプルな方法で、回腸の末端を腹壁の開口部に通し、尿を外部のバッグに排出させます。手術時間が短く、回復も比較的早いのが特徴です。
インディアナポーチ(腸管貯留袋)
腸管の一部を使って袋(ポーチ)を作り、尿をその中に貯めます。ポーチは腹壁に造設したストーマを通じてカテーテルで排尿します。自宅での管理が可能ですが、回復期間はやや長めです。
新膀胱(ネオブレーダー)尿道接続
小腸の一部で新しい膀胱(ネオブレーダー)を形成し、これを尿道に直接接続します。自然な排尿が可能になる一方で、手術は高度で回復に時間がかかります。
主な欠点
- イレアルコンジットは尿が腎臓に逆流しやすく、感染や結石、腎機能障害のリスクがあります。
- インディアナポーチは回復が長く、術後の管理が必要です。
- ネオブレーダーは長期的な失禁や排尿障害が起こりやすいです。
