自宅で尿路感染症(UTI)患者のケア方法
尿路感染症(UTI)とは
尿路感染症の多くは下部尿路(膀胱と尿道)に起こります。女性に多く見られ、腎盂腎炎などの合併症を防ぐために適切な管理が必要です。症状としては、体温が38.3℃以上の発熱、吐き気・嘔吐、骨盤部や背部の痛み、震えや寒気などがあります。これらの症状が現れたら、すぐに医療機関を受診してください。
薬剤管理
- 医師が処方した抗生物質は、指示された期間(通常は1週間)を必ず全て服用してください。途中で止めると細菌が残り、再発の原因になります。
- 痛み止めが処方されている場合は、指示通りに投与し、痛みが強くなる前に対処しましょう。
尿検査の活用
- 再発の有無を確認するために、医師のもとや市販の尿検査キットを使用します。試験紙を尿に浸すと、細菌の有無が色の変化で分かります。
カテーテル使用時の注意
- カテーテルがある場合は、血尿や異臭がないか定期的にチェックし、異常があれば尿検査を行います。
- 意識混濁、背部痛、頻尿、発熱・寒気などの症状が出たら、速やかに医療機関へ連絡してください。
水分補給
- 十分な水分を摂取し、尿が透明になるまで飲ませましょう。無糖のクランベリージュースは尿道内の細菌除去を助けます。
- カフェインや人工甘味料を含む飲料は症状を悪化させる可能性があるため避けてください。
日常ケアのポイント
- トイレの介助時は、前から後ろへ拭くことで膣への細菌侵入を防ぎます(特に女性患者)。
- 腹痛がある場合は、温湿布や温かいタオルで患部を温めると痛みが和らぎます。
- 下着は綿素材の通気性の良いものを選び、頻繁に交換してください。失禁パッドは汚れたらすぐに取り替えます。
