膀胱脱出(膀胱脱)治療法

定義

膀胱脱出(膀胱脱、シストセレ)は、膀胱が膣内へ下がってしまう状態です。軽度の場合はほとんど自覚がありませんが、重度になると膣から膀胱がはみ出すことがあります。主な原因は出産時の過度な負荷や重いものを持ち上げること、加齢に伴うエストロゲンの減少による膣壁の弾力低下です。

ホルモン療法

エストロゲンを投与することで、膣壁や骨盤底筋の張りを回復させます。出産や加齢で伸びた膣壁を再び引き締め、膀胱脱出の進行を抑える効果があります。

ペッサリー

膀胱が膣内に下がり痛みを伴う場合、ペッサリーという器具を膣に装着して膀胱を支えます。自己取り外し型と医師が取り外す型があります。

ケーゲル運動

軽度の脱出には骨盤底筋を鍛えるケーゲル運動が有効です。尿を止める感覚で筋肉を収縮・弛緩させ、1日数回、数セット行うと膣壁が強化されます。

手術療法

症状が進行した場合は手術で膣壁を切開し、膀胱を元の位置に戻します。その後、膣壁を補強し再発を防止します。術後約6週間の安静が必要で、重いものを持ち上げるなどの負荷は避けます。

電気刺激療法

電気刺激装置を膣内に挿入し、骨盤底筋を収縮させて筋力を高めます。軽度の脱出に対して筋肉を強化し、再発防止や症状改善が期待できます。

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