女性のストレス性尿失禁に対するMMK手術の概要

ストレス性尿失禁とは

妊娠・出産・閉経などによる骨盤底筋や靭帯の弱体化で、くしゃみや咳、体の動きで膀胱に圧がかかると、意図せず尿が漏れる状態です。女性に多く見られますが、適切な治療で改善可能です。

MMK手術(Marshall‑Marchetti‑Krantz)とは

MMK手術は膀胱頸部を持ち上げて尿道を支える手術です。下腹部に小さな切開を入れ、膀胱頸部近くの組織に縫合糸を通し、恥骨の軟骨に固定します。これにより、骨盤底筋や靭帯が担っていた支持機能を人工的に補強し、ストレス性尿失禁を防ぎます。

術後の回復期間

腹部切開を伴うため、回復には約6週間を要します。術後しばらくはカテーテルが必要になることがあり、医師の指導のもと短期または長期カテーテルを使用して排尿を管理します。

主な合併症

麻酔に対する副作用や、縫合部位の炎症・感染のリスクがあります。術後の経過観察で早期に対処すれば、重篤な合併症はまれです。

手術選択のポイント

まずは薬物療法や骨盤底筋トレーニングなど、低侵襲の治療が推奨されます。これらが効果を示さない場合に、膀胱頸部吊り上げ手術が検討されます。MMK手術の成功率は約80%で、適応外の場合はBurch手術など他の吊り上げ法が選択肢に入ります。

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