膀胱の痛みを和らげる方法
熱療法
米国国立糖尿病・消化器・腎臓病研究所(NIDDK)によると、温熱は泌尿器系の痛みを軽減することがあります。20分間を目安に、湯たんぽまたは電気ヒートパッドを使用します。
湯たんぽの使い方
湯たんぽに熱いお湯を入れ、蓋をしっかり閉めます。タオルで包み、下腹部・骨盤上部に当て、20分間そのままにします。
電気ヒートパッドの使い方
電源に差し込み、好みの温度に設定します。薄いタオルや枕カバーで覆い、膀胱の上に20分間置きます。
十分な水分摂取
感染が原因の場合は、水分を多く摂って膀胱内の細菌を洗い流すことが重要です。シンシナイ病院の泌尿器臨床教授エリオット・L・コーエン博士は、飲む水が増えると排尿回数が増え、細菌が体外へ排出されると説明しています。
クランベリージュースも有効です。タフツ大学の研究では、クランベリージュースが細菌の膀胱壁への付着を防ぐことが示されています。
生活習慣の改善
刺激物は膀胱粘膜を刺激し、痛みを引き起こすことがあります。辛い食べ物、チョコレート、カフェイン飲料は控えましょう。
また、喫煙は膀胱がんの主要リスクであり、痛みの原因にもなります。禁煙することで痛みの予防と全体的な健康維持が期待できます。
フェナゾピリジン(市販薬)
フェナゾピリジンは、市販の尿路痛緩和薬として広く使用されています。代表的な商品名は「Azo」などです。錠剤は1日3回、食後に服用します。
副作用として胃部不快感、めまい、頭痛が報告されています。黄疸、意識混濁、発熱、皮疹、呼吸困難、顔や喉の腫れなど重篤な症状が現れた場合は直ちに医療機関を受診してください。
フェナゾピリジンは症状を緩和しますが、根本的な原因を治療するものではありません。痛みの原因を正確に把握し、適切な治療を受けるためにも医師の診察を受けましょう。
