腎臓逆流(尿管膀胱逆流)とは何か
腎臓逆流(尿管膀胱逆流、VUR)は、排尿時に膀胱から腎臓へ尿が逆流する状態です。腎臓と膀胱をつなぐ尿管の弁がうまく機能しないため、尿が逆流しやすくなります。
注意点
- 治療せずに放置すると、腎臓の瘢痕化や機能低下、さらには高血圧や腎不全につながる可能性があります。
原因
- 家族歴や先天的な腎臓・膀胱の奇形、膀胱外傷などが主な要因です。
症状
- 多くの患者は無症状ですが、最も一般的な兆候は再発性の尿路感染です。
- 頻尿感や排尿時の灼熱感を伴うこともあります。
診断
- 腎臓超音波検査、血液・尿検査、造影剤を使用したレントゲンやCT・MRIなどの画像検査が行われます。
治療
- 小児の場合、尿管の弁が成長とともに自然に改善し、約5年で症状が消失することがあります。
- 症状が重度または改善が見られない場合は、外科的手術(尿管再建術や逆流防止手術)が検討されます。
