尿路感染症の治療薬と対策

尿路感染症(膀胱炎とも呼ばれる)は、人生のある時点でほとんどの人が経験する一般的な疾患です。高齢者、乳児、妊娠中の女性は特に罹りやすいですが、適切な条件が揃えば誰でも発症する可能性があります。幸いにも治療は比較的簡単で、さまざまな薬剤が利用できます。

症状

尿の色やにおい、排尿感覚に変化があると尿路感染のサインです。主な症状は以下の通りです。

  • 排尿時の痛み(灼熱感)
  • 頻尿や残尿感
  • 尿が濁る、血が混じる、強いにおいがする

これらの症状が現れたら、医療機関で尿検査を受けることが推奨されます。

主な治療薬

トリメトプリム

トリメトプリムは単純性尿路感染症で最も頻繁に処方される抗生物質です。商品名は「プロロプリム」や「トリンプエックス」など。経口投与のみで、メトトレキサートやピリメタミンなどの抗てんかん薬と併用する場合は医師に相談が必要です。貧血、腎疾患、肝疾患のある方は使用を避けるべきです。また、経口避妊薬の効果を低下させ、妊娠リスクが高まることがあります。

アモキシシリン

ペニシリン系抗生物質であるアモキシシリンは、尿路感染症だけでなくさまざまな細菌感染に用いられます。商品名は「オムニペン」や「プリンシペン」など。肝臓・腎臓に疾患がある方やペニシリンアレルギーの方は使用できません。こちらも経口避妊薬の効果を低下させる可能性があります。

AZOスタンダード(フェナゾピリジン)

市販の症状緩和薬として「AZOスタンダード」があります。有効成分はフェナゾピリジンで、排尿時の痛みや灼熱感を和らげますが、感染自体は抗生物質でしか治りません。通常は1日3回、1回2錠を服用しますが、2日以上の使用は医師に相談してください。副作用として尿がオレンジ色や青色に変わることがあります。

Uristat(フェナゾピリジン)

Uristatも同様にフェナゾピリジン配合の市販薬です。痛みや灼熱感の緩和に効果がありますが、尿が鮮やかなオレンジ色に変わります。使用期間は2日以内にとどめ、症状が続く場合は医療機関を受診してください。コンタクトレンズは染色の恐れがあるため、使用中は装着しないでください。

尿路感染症の疑いがある場合は、まず医師の診断を受け、必要に応じて適切な抗生物質で治療することが重要です。

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