膀胱感染症とマイコプラズマ:原因・診断・治療法
膀胱感染症は年齢を問わず誰にでも起こり得ます。多くは大腸菌(E. coli)が原因ですが、稀にマイコプラズマが関与することがあります。適切な治療により症状を速やかに抑え、感染を根本から除去できます。
膀胱感染症とは
膀胱感染症は、一般に尿路感染症(UTI)と呼ばれます。細菌、ウイルス、真菌が尿道に侵入し炎症を起こすことで発症します。感染は尿道だけに留まることもあれば、上行性に膀胱、場合によっては尿管や腎臓へ広がることがあります。
マイコプラズマとは
マイコプラズマは細胞壁を持たない原核生物で、ステロールを含む細胞膜を持ちます。そのため、性器や肺の表面細胞に付着しやすい特徴があります。
マイコプラズマはどのように尿路へ侵入するか
マイコプラズマによる膀胱感染は大腸菌に比べて稀ですが、侵入経路は同様です。尿道に入り込むことで感染が始まります。マイコプラズマは体内に常在しにくいため、主に性行為を介して感染することが多く、クラミジア感染と似た伝播様式です。
診断方法
診断は他の膀胱感染と同様に、クリーンキャッチ尿を採取し尿検査を行います。まず、外陰部をウェットティッシュで清拭し、数秒間排尿した後に尿を採取します。尿培養で細菌の種類を確認し、陰性の場合はマイコプラズマや他の性感染症を対象とした二次培養を実施します。陽性診断が出たら、患者本人だけでなく性パートナーも治療が必要です。
治療
マイコプラズマ感染は標準的な膀胱感染よりも長期間の抗生物質投与が必要です。第一選択薬はテトラサイクリン系(テトラサイクリンやドキシサイクリン)です。約2週間の治療後に再度尿検査を行い、マイコプラズマが除去されたことを確認します。
