間質性膀胱炎(IC)をヘパリンで治療する手順
必要なもの
- ヘパリン(血液凝固防止薬)
- カテーテル(膀胱内投与用)
- 血液検査(肝機能・血小板数)
治療手順
-
治療開始前に必ず医師と既往歴を確認してください。出血傾向のある疾患や妊娠・授乳中の方、高血圧や心疾患がある方は、ヘパリン使用に際して追加検査が必要です。
-
ヘパリン投与は週2〜3回の頻度で行います。1994年の『British Journal of Urology』に掲載された研究では、10,000 IU のヘパリンを3か月間、週3回膀胱内に注入した患者で痛みが軽減したと報告されています。カテーテルを用いて膀胱内に薬剤を直接注入する「膀胱内投与(intravesical therapy)」です。投与は医療従事者が行う場合と、患者自身が自宅でカテーテル操作を学んで行う場合があります。
-
ヘパリンを膀胱内に注入したら、カテーテルを抜き取り、15分間そのまま保持します。薬剤と併用することがある局所麻酔剤は、炎症を抑えるために最低でも15分の滞留が必要です。
-
ヘパリンとジメチルスルホキシド(DMSO)を併用する場合は、肝酵素の変動が起こり得るため、治療中は定期的に血液検査で肝機能をチェックしてください。Mayo Clinic でも、重症ICの治療にこの組み合わせが用いられることが紹介されています。
