膀胱頸部切開後の尿失禁治療法は?
膀胱の頸部がうまく開かずに排尿が困難な場合、医師は薬物療法または膀胱頸部切開という手術を提案します。手術後に尿失禁が起こることがありますが、適切な治療で正常な排尿機能を回復させることが可能です。
膀胱頸部切開とは
膀胱頸部切開は、外科医が膀胱の頸部に小さな切開を入れ、排尿時に頸部がより広く開くようにする手術です。頸部が狭くなる原因は多くの場合不明ですが、神経障害や筋肉の損傷が関与していると考えられています(『Reviews in Urology』)。
術後の尿失禁リスク
手術後にストレス性尿失禁が起こるリスクがあります。ストレス性尿失禁は、膀胱を支える筋肉が手術、出産、加齢などで弱まることで、咳やくしゃみ、重いものを持ち上げたときに尿が漏れる状態です(『Reviews in Urology』)。
治療法と生活習慣の改善
ストレス性尿失禁は、骨盤底筋を鍛えるケーゲル体操で改善できます。また、飲料摂取量を調整したり、一定の間隔でトイレに行くなどの行動変容も有効です。
薬物療法
膀胱頸部切開後の尿失禁には、抗コリン薬や抗ムスカリン薬が使用され、膀胱の過活動を抑制します(MedlinePlus)。女性の場合、エストロゲン療法がストレス性尿失禁の改善に役立つことがあります。
外科的治療
薬物や行動療法で効果が不十分な場合、膀胱や膀胱頸部を支える手術が検討されます。代表的な手術は、後腹壁吊り上げ術やスリング手術で、膀胱の支持力を強化します(National Institute of Diabetes and Digestive and Kidney Diseases)。
