緑色レーザー前立腺切除術(PVP)

前立腺は男性にのみ存在する臓器で、膀胱の出口付近にあり尿道の一部を取り囲んでいます。主な役割は尿の流れを調整し、精液の成分を作ることです。加齢に伴い前立腺が肥大することが多く、良性前立腺肥大症(BPH)と呼ばれます。肥大した前立腺は尿道を圧迫し、排尿困難を引き起こします。BPH の治療法のひとつが、緑色レーザーを用いた前立腺切除術(光感受性蒸散術、PVP)です。

症状

  • 頻尿、夜間頻尿、尿が途切れ途切れになる、尿流が弱い、膀胱が残尿感を持つ、最悪の場合は排尿不能になるなど、前立腺肥大に伴う症状が緑色レーザー前立腺切除術で改善されます。

リスク

  • 切開を伴う従来手術に比べ合併症は少ないですが、術後すぐの排尿困難や一時的なカテーテル留置、尿路感染、瘢痕形成、逆行性射精(精液が膀胱に流れる)、勃起障害などが起こる可能性があります。これらは稀なケースです。

術前の準備

  • 手術の約10日前から、アスピリン、イブプロフェン、ビタミンA、ナプロキセン、ワルファリンなどの血液凝固抑制薬の使用を中止または減量します。
  • 心電図(EKG)、胸部X線、血液検査を実施します。
  • 全身麻酔が必要な場合は、手術当日の深夜以降は飲食を控えるよう指示されます。抗生物質や鎮痛薬が処方されることもあります。

手術の流れ

  • 通常は日帰りで行われ、稀に一泊が必要なケースがあります。麻酔科医が全身麻酔または脊髄ブロックを実施。
  • 外科医はレーザー光学デバイスを尿道から挿入し、緑色レーザーで過剰な前立腺組織を蒸散させます。手術時間は1時間未満です。

術後の結果

  • 尿流の改善は手術直後から確認でき、多くの患者が5年後も良好な結果を維持しています。ただし、まれに追加治療が必要になることもあります。
  • 回復期間は約2週間で、通常は4〜6週間で激しい運動が再開可能です。可能であれば、術後2週間の休養を取ることを推奨します。

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