尿漏れの原因は何ですか?

尿漏れは医学的に「尿失禁」と呼ばれ、さまざまな原因で起こります。主なタイプは、くしゃみや咳、重いものを持ち上げたときに起こる「ストレス性失禁」や、急にトイレに行きたくなる「切迫性失禁」などがあります。以下に、尿失禁を引き起こす代表的な原因を紹介します。

膀胱の筋力低下

加齢に伴い膀胱の筋肉が弱くなると、尿を十分に貯められなくなり失禁が起こります。骨盤底筋のトレーニングで筋力を強化することが有効です。

尿路感染症

膀胱が炎症を起こすと、頻繁に尿意を感じ、失禁が起こりやすくなります。感染症を治療すれば切迫性失禁も改善します。

妊娠・出産

妊娠中は子宮が膀胱を圧迫し、ストレス性・切迫性失禁が起こります。出産後は膀胱筋や神経が損傷し、失禁が続くことがあります。

前立腺肥大

40歳以上の男性に多く見られ、前立腺が大きくなることで尿道が圧迫され、失禁や残尿感が生じます。

膀胱がん

膀胱がんの症状のひとつに切迫性失禁があります。血尿や排尿時の痛みも伴うことがあります。

尿路閉塞(結石など)

腎臓や膀胱の結石が尿の流れを妨げ、溢れ尿(オーバーフロー失禁)を引き起こします。

神経系疾患

パーキンソン病や多発性硬化症、脊髄損傷などは膀胱の神経制御を障害し、失禁を招きます。

肥満

体重が増えると腹部の圧力が高まり、膀胱への負担が大きくなります。減量により症状が改善することがあります。

カフェイン

カフェインは利尿作用と膀胱刺激作用があり、切迫性失禁を悪化させます。

薬剤

心臓病や高血圧の治療薬、筋弛緩剤などは膀胱の筋肉を緩め、コントロールが難しくなることがあります。

便秘

直腸と膀胱は神経でつながっているため、便秘で直腸が膨らむと膀胱が刺激され、頻繁な尿意や失禁が起こります。

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