尿路結石の原因は何ですか?
概要
尿路結石(尿中結石、尿路結石症)は、尿中のミネラル塩が結晶化し、尿路に固体の塊を形成する状態です。ほとんどはカルシウム酸化物、特にシュウ酸カルシウムが主成分です。
カルシウム関連の原因
- 過剰なカルシウムが尿中に排泄される「過尿カルシウム症」は、遺伝的要因が関与することが多く、男性の約12%が70歳までに発症します。
- メルク医学マニュアルによれば、カルシウム結石患者の半数以上の男性と女性の75%が過尿カルシウム症を示しています。
その他の原因
- 尿中クエン酸が不足する「低クエン酸尿」は結晶の抑制作用が低下し、結石形成リスクを高めます。
- 腎尿細管性アシドーシスなど、体内の酸性度調整がうまくいかない状態も結石の原因となります。
感染症に伴う結石(ストルバイト結石)
- 尿路感染症を起因とするストルバイト結石は、全結石患者の約3%に見られます。感染によって産生されるアンモニウムマグネシウムリン酸塩が結石を形成します。
臨床的意義
結石の成分を正確に把握することは、原因となるミネラルバランスの異常を特定し、個別の予防・治療計画を立てる上で重要です。医師と協力し、食事や水分摂取、必要に応じた薬物療法で再発を防ぎましょう。
