尿管の主な機能とは

尿管の構造と働き

尿管は左右に1本ずつある筋肉質の管で、腎臓から膀胱へ尿を運びます。長さは約25〜30cm(10〜12インチ)で、太さはストロー程度です。管壁は平滑筋で覆われており、収縮と弛緩を繰り返すことで尿を下方へ押し出します。

蠕動運動と尿の搬送

蠕動(ぜんどう)収縮は腎盂から始まり、尿を膀胱へと送り出します。尿は重力と腎盂・腎杯の収縮によって尿管へ流入し、通常は腎盂内圧が25mmHg以下の範囲で連続的に搬送されます。

尿管の主な機能

  1. 尿の輸送:腎臓で生成された尿は腎盂へ集められ、尿管を通って膀胱へ運ばれます。これが尿管の最も基本的な役割です。
  2. 尿流の調節:尿管の蠕動収縮の頻度や強さを変えることで、尿が膀胱へ到達する速度を調整します。膀胱が満杯になると、排尿反射が働き、尿管の収縮が抑制されます。
  3. 微量の一時的貯蔵:尿管自体は大きな貯蔵機能を持ちませんが、膀胱が受け入れられない瞬間的な尿の流れを緩衝する役割があります。

これらの機能により、尿は腎臓から膀胱へ安全かつ効率的に搬送され、泌尿系全体の正常な働きを支えます。

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