尿路感染症を引き起こす主な細菌と特徴
尿路感染症は、さまざまな細菌が原因で起こります。診断の際は、医師が尿サンプルを採取し、培養検査で感染菌を特定します。その結果に基づき、適切な抗生物質が処方されます。
Lactobacillus jensenii(ラクトバシラス・ジェンセンイ)
自然な膣内細菌叢の約23%を占めるこの菌は、過酸化水素を産生し、尿路感染症の伝播を抑制する働きがあります。
Staphylococcus saprophyticus(サプロフィティカス・サプロフィティクス)
性行為を行う若い女性の10〜20%の尿路感染症の原因となります。男性でも感染することがあります。
Escherichia coli(大腸菌)
腸内に常在し食物消化や老廃物処理に関与しますが、尿道に定着すると男女ともに尿路感染症を引き起こします。
Proteus mirabilis(プロテウス・ミラビリス)
腸内に無害に存在しますが、尿路に侵入すると感染を起こします。特に尿道カテーテル使用者での感染が多いです。
Enterobacter aerogenes(エンテロバクター・エアロゲヌス)
尿道カテーテル使用患者で、偶発的に細菌が移行することで感染が起こります。
Pseudomonas aeruginosa(緑膿菌)
機会感染性の細菌で、免疫力が低下したときに尿路感染症を引き起こすことがあります。
