膀胱肥厚の原因とは?

膀胱肥厚の主な原因

膀胱の壁が厚くなる(肥厚)原因はさまざまです。代表的なものとして、膀胱出口閉塞、出血性膀胱炎、アミロイドーシスがあります。これらは頻尿や排尿時の痛み、失禁、血尿などの症状を引き起こすことがあります。症状がある場合は早めに医療機関を受診してください。

膀胱出口閉塞

膀胱出口閉塞は、膀胱と尿道の開口部が部分的または完全に閉塞し、尿の排出が妨げられる状態です。尿がたまると膀胱は壁を厚くして排出しようとしますが、長期間放置すると壁が薄くなり、膀胱機能が低下します。

  • 主な症状:排尿開始困難、尿流が弱い、昼間の頻尿、夜間頻尿、尿意切迫感、失禁
  • 原因例:前立腺がんや前立腺肥大(BPH)による閉塞、女性では神経疾患や膀胱下垂が原因になることがあります
  • 予防・対策:喫煙は膀胱がんや尿道がんのリスクを高めるため、禁煙が推奨されます

出血性膀胱炎

出血性膀胱炎は、膀胱に血液が混じり、痛みを伴う状態です。血尿の程度は軽いピンク色から深紅までさまざまです。化学療法中や血球減少状態の患者は特にリスクが高く、ウイルス感染や強力な抗生物質の使用でも発症しやすくなります。

  • 主な症状:血尿、血塊、排尿時の痛み・灼熱感、頻尿、夜間頻尿、失禁、倦怠感、腹痛
  • リスク要因:膀胱や骨盤への放射線治療、化学療法

アミロイドーシス

アミロイドーシスは、異常なタンパク質(アミロイド)が体内の臓器に沈着する疾患です。原因は一次性(不明)、二次性(結核や関節リウマチなどの基礎疾患に伴う)、遺伝性の3タイプに分かれます。膀胱壁にアミロイドが沈着すると肥厚が起こります。

  • 主な症状:尿中タンパク、下痢・便秘、息切れ、倦怠感、筋力低下、不整脈、眼周囲の紫斑、嚥下障害、体重減少、早期満腹感、舌肥大、手足のしびれやチクチク感
  • リスク要因:40歳以上、骨髄腫や腎不全で透析を受けている人、家族歴がある人
  • 合併症:心臓、腎臓、神経系の障害

膀胱肥厚は上記のような疾患が原因となります。症状が疑われる場合は、泌尿器科での検査と適切な治療が必要です。

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