膀胱炎の治し方と予防法

膀胱炎(膀胱感染症)は、膀胱の炎症を指す医学用語です。主に大腸菌(E. coli)などの細菌が原因で起こりますが、放射線治療や殺精子ジェル、女性用スプレーなどの使用により、細菌感染だけでなく酵母やウイルス感染が起こりやすくなることもあります。放置すると腎臓にまで障害が及ぶ恐れがあるため、早期の治療が重要です。

抗生物質治療

膀胱炎の第一選択は抗生物質です。フルオロキノロン系やトリメトプリム・サルファメトキサゾール(TMP‑SMX)がよく処方されます。初めての膀胱炎は数日~1週間の経口投与で治癒することが多く、症状が再発しやすい場合は治療期間を延長したり、別の薬に変更したりします。治療は医師の指示通りに全量服用し、途中で中止しないことが再発防止の鍵です。

適切な水分摂取

抗生物質と併せて十分な水分を取ると、膀胱内の細菌を洗い流す効果があります。水や無カフェインの電解質飲料を中心に摂取し、コーヒー・紅茶・エナジードリンク・柑橘系ジュース・アルコールは症状が落ち着くまで控えましょう。クランベリージュースやビタミンC(アスコルビン酸)を含む飲料は尿中の細菌数を減少させる可能性があります。

市販薬の活用

フェナゾピリジン塩酸塩を含む市販薬は、膀胱炎の痛みや頻尿といった症状を一時的に緩和します。水分補給、温めたタオルや坐浴(シッツバス)も併用すると効果的です。ただし、根本的な細菌除去には必ず抗生物質が必要です。

医師に相談すべきタイミング

膀胱炎が疑われたら早めに医師の診察を受け、抗生物質治療を開始してください。既に抗生物質を服用中で症状が悪化したり、発熱・背部痛・腹痛・嘔吐など新たな症状が現れた場合はすぐに受診しましょう。治療後に症状が再発した場合も、再度医師に連絡し、治療期間の延長や予防策の検討を依頼してください。

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