男性の膀胱感染症の治療法
男性の膀胱感染症(膀胱炎)は、膀胱の炎症です。主な症状は、排尿時の灼熱感や刺すような痛み、頻尿、尿意切迫感、恥骨部の痛み、陰茎分泌物、腰背部痛、血尿、微熱、尿の悪臭、時に失禁です。腸管や尿路、外陰・肛門周辺の皮膚から細菌が膀胱へ侵入して起こります。
罹患しやすさ
- 尿道に外傷がある男性や、手術後にカテーテルで膀胱を排尿する必要がある人は特に罹患しやすいです。また、前立腺肥大や尿路の奇形がある場合もリスクが高まります。
薬物療法
- 標準的な治療は、抗菌作用のある抗生物質と、膀胱平滑筋の痙攣を抑える抗痙攣薬の併用です。使用される抗生物質には、トリメトプリム、セフェム系、ニトロフラントイン、テトラサイクリン系、アモキシシリン、シプロフロキサンやレボフロキサンなどのフルオロキノロンが含まれます。抗痙攣薬としては、ソリフェナシン、トロスピウム、ダリフェナシン、トルテロジンなどがあります。
- 市販薬としては、痛み緩和と抗菌作用を持つシステックス(メタンアミン含有)や、細菌が結合しやすいD-マンノースなどがあります。これらは症状緩和の補助として利用できますが、医師の診断を受けることが重要です。
非薬物療法
- 温浴は疼痛緩和に有効です。急性期は安静を保ち、1日6〜8杯の水分を摂取して頻尿を促し、膀胱内の細菌を洗い流すようにします。クランベリージュースは尿を酸性にし、細菌の付着を抑える効果があります。
- 感染期間中および症状が完全に消失した後2週間は性交渉を控えることが推奨されます。
- 長期間カテーテルを使用し、再発を繰り返す患者は、尿道内に挿入しない外部装着型のコンドーム型デバイスを検討できます。詳細は担当医に相談してください。
