コリネバクテリウムによる尿路感染症

コリネバクテリウムとは

コリネバクテリウムは主に無害な細菌群ですが、Corynebacterium pseudogenitaliumCorynebacterium aquaticumCorynebacterium urealyticum など一部の種は尿路感染症の原因となります。

感染の仕組み

コリネバクテリウムは自然界や食物に広く存在し、通常は腎臓・尿管・尿道を通じて尿とともに体外へ排出されます。しかし、尿道口に付着して増殖すると感染が起こります。カテーテル挿入などで尿道が傷つくと、感染リスクが高まります。

症状

一般的な尿路感染症と同様に、排尿時の灼熱感、血尿や濁った尿、強い臭い、頻尿などが現れます。上部尿路に感染が広がると、背部痛や腎結石を伴うこともあります。

検査と治療

尿検査(尿沈渣・培養)でコリネバクテリウムの有無を確認します。治療は培養結果に基づき、アモキシシリンなどの抗生物質を経口または静脈投与します。菌種によっては耐性があるため、適切な薬剤選択が重要です。通常は1週間以上の服用が必要です。十分な水分摂取で細菌の排出を促し、重症例は入院治療が必要になることもありますが、多くは外来で管理できます。

リスク要因

コリネバクテリウム感染は年齢を問わず起こりますが、女性は解剖学的に尿道が短く、感染しやすいです。尿路の構造異常やカテーテル使用が必要な手術を受けた人もリスクが高まります。多くの感染者は無症状であることが多いです。

尿路障害 - 関連記事