膀胱脱とは?原因・症状・治療法のまとめ

定義

膀胱は尿を貯める臓器で、一定の量になると排尿感が生じます。加齢や出産などで膣壁や骨盤底筋が弱くなると、膀胱が膣内に下がり、痛みや失禁、排尿困難を起こします。これを「膀胱脱(シストセレ)」と呼びます。

原因

膀胱脱の主な原因は以下の通りです。

  • 出産による膣壁の損傷や伸展
  • 重いものを持ち上げる、便秘時の強い排便などによる骨盤底への過度な負荷
  • 閉経後のエストロゲン低下に伴う膣筋の緩み

症状

代表的な症状は次のとおりです。

  • 膣内に柔らかい腫瘤(ボール状)を感じる
  • 下腹部の違和感や痛み
  • 排尿が困難、膀胱が完全に空かない
  • ストレス性失禁(咳やくしゃみでの漏れ)
  • 性交時の痛み、膀胱炎の頻発

治療法

軽度の膀胱脱には以下の非手術的治療が効果的です。

  • エストロゲン療法(クリームや経口サプリ)で膣筋を強化
  • ペッサリー(膣内に装着する器具)で膀胱を支える。自宅で取り外し・清掃できるタイプと医師が管理するタイプがあります。

手術

症状が進行し日常生活に支障がある場合は手術が選択肢となります。膣から切開し膀胱を正常位置に戻し、膣壁を強化して再発を防ぎます。多くの場合、術後すぐに退院でき、約6週間で回復します。

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