尿失禁:男女の違いと特徴
尿失禁は、意図せずに尿が漏れる状態を指します。女性はストレス性尿失禁を、男性は前立腺の問題に起因する過剰充満性や切迫性尿失禁を患う割合が高いとされています。
タイプ
- 切迫性尿失禁(urge incontinence):急に強い排尿欲求が生じ、トイレに間に合わないと尿が漏れてしまうタイプです。
- ストレス性尿失禁(stress incontinence):咳やくしゃみ、運動など腹圧が上がると、少量の尿が漏れるタイプです。
重症度と罹患率
- 全女性の約3分の1が何らかの尿失禁を経験していますが、日常生活に大きな支障をきたす重度のケースは全体の4〜8%にとどまります(1995年 Sandvik 研究)。
女性における特徴
- 解剖学的な違いに加え、妊娠・出産・閉経による骨盤底への負担がストレス性尿失禁を増加させます。
男性における特徴
- 男性の尿失禁は全体の3〜11%と比較的低いですが、罹患した男性の40〜80%が切迫性尿失禁を経験しています(1993年 Sandvik 研究)。
- 前立腺手術後にはストレス性尿失禁が起こることがあります(Mayo Clinic)。
年齢とリスク
- 年齢が上がるにつれて男女ともに尿失禁のリスクは増加します。男性は年齢とともに徐々に増加し、女性は閉経期にピークに達します。
- 70歳以上の女性は同年代の男性の約2倍の頻度で尿失禁を経験します。
