尿失禁治療の最新手術法

尿失禁のタイプ

尿失禁は、数滴から大量までさまざまな量の尿が漏れる状態です。主に2つのタイプがあります。

  • ストレス性尿失禁:笑う、くしゃみ、咳などで腹圧が上がると、膀胱から少量の尿が漏れます。
  • 切迫性尿失禁:膀胱が過活動になり、頻繁にトイレに行きたくなり、数滴以上の尿が漏れることがあります。

スリング手術

スリング手術は、自己組織または合成素材で作ったスリング(帯)を膀胱頸部と尿道に設置し、尿道を閉じた状態に保つことで漏れを防ぎます。咳やくしゃみでの圧力にも尿道がしっかり閉じられます。

レトロパブリック手術

レトロパブリック手術は、尿道下に小さな切開を1つ、恥骨上に2つの切開を行い、針が通る程度の大きさにします。スリングはこれらの切開から通して膀胱頸部の下に配置され、縫合は不要で皮膚接着剤で閉じます。

トランスオブチュレータ手術

トランスオブチュレータ手術は、レトロパブリック手術と似ていますが、アプローチがやや異なります。尿道下に小さな切開を1つ、両大腿部にそれぞれ小さな切開を2つ作り、スリングを体内に通します。この方法は膀胱や尿道への損傷リスクを低減し、縫合は不要で皮膚接着剤で3か所の切開を閉じます。

リスク

手術には感染、性交時の痛み、尿閉(排尿困難)や骨盤臓器の脱垂などの合併症リスクがあります。治療法を選ぶ際は、メリットとデメリットを十分に比較検討してください。

考慮すべき点

尿失禁の手術は、薬物療法やリハビリテーションが効果を示さなかった場合に検討されます。手術は保守的治療に比べて合併症リスクが高いものの、重度の尿失禁に対しては長期的な解決策となり得ます。すべての治療オプションについて、担当医と十分に相談しましょう。

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