尿路感染症(UTI)の治療に使用される薬は?

尿路感染症(UTI)は、膀胱や尿道に細菌が増殖し炎症を起こす痛みを伴う感染症です。放置すると腎盂腎炎へ進行し、強力な抗菌薬や入院治療が必要になることがあります。近年の医療技術により、UTI に対する治療薬は複数存在します。

トリメトプリム(Trimethoprim)

トリメトプリムは、細菌がタンパク質合成に必要な葉酸代謝を阻害することで、細菌の増殖を抑えます。タンパク質が作れなくなると細菌は死滅します。

  • 主な副作用:嘔吐、吐き気、下痢、腹痛、発疹、かゆみ。
  • 稀に貧血を引き起こすことがあり、栄養不良・アルコール依存・高齢者・妊婦がリスクが高い。

アモキシシリン(Amoxicillin)

アモキシシリンはペニシリン系抗生物質で、細菌の細胞壁合成を阻害し増殖を抑えます。細胞壁が形成できないため、細菌は生存できず体内で除去されます。

  • 主な副作用:胸やけ、下痢、吐き気、嘔吐、腹痛、アレルギー反応。

アンピシリン(Ampicillin)

アンピシリンはアモキシシリンと同じペニシリン系で、作用機序も同様です。アモキシシリンにアレルギーがある場合の代替薬として使用され、耳感染症、咽頭炎、いくつかのブドウ球菌感染症に有効です。

  • 副作用はアモキシシリンと同様で、アレルギー反応が起こることがあります。

ニトロフラントイン(Nitrofurantoin)

ニトロフラントインは尿路感染症専用に開発された合成抗菌薬で、細菌のタンパク質合成を阻害します。

  • 主な副作用:発疹、頭痛、食欲不振、腹痛、下痢、かゆみ(まれ)。

追加情報

適切な抗菌薬の選択は、患者さんの体調や感染を起こす細菌の種類によって異なります。医師は培養検査や耐性情報を基に、最適な薬剤を処方します。UTI は痛みを伴う危険な感染症ですが、適切な治療で十分に管理可能です。

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