腎不全の兆候とは?

腎臓は赤みがかった豆形の臓器で、血液中の老廃物除去や赤血球の生成促進、血圧調整など、体の重要な機能を担っています。腎臓が正常に機能しなければ生命は維持できません。腎不全は深刻な状態ですが、早期に発見すれば適切な対策で進行を遅らせることが可能です。

高血圧(Hypertension)

高血圧は多くの人に見られる症状で、腎不全のサインであるだけでなく、健康な腎臓でも長期間続くと腎臓の毛細血管を傷つけ、腎不全を引き起こすことがあります。腎臓は正常な血圧で血液をろ過し、血圧を維持するホルモンを分泌します。

尿毒症(Uremia)

尿毒症は、タンパク質が分解される際に生じる老廃物「尿素」が体内に蓄積する状態です。通常は腎臓が尿素を血液から除去し、尿として排泄しますが、腎不全になると除去ができず、血中に毒性の尿素がたまり、筋肉や心臓、脳などの重要な臓器の機能が障害されます。

浮腫(Edema)

足首や指先のむくみは、腎臓が余分な水分を尿として排出できなくなることで起こります。腎機能が低下すると血液中に水分が残り、末梢にたまって浮腫が現れます。

貧血(Anemia)

腎臓はエリスロポエチンというホルモンを分泌し、赤血球の生成を促します。腎不全になるとエリスロポエチンの産生が減少し、赤血球が不足して酸素運搬能力が低下、倦怠感や体力低下が起こります。

代謝性アシドーシス(Metabolic Acidosis)

体内の酸塩基バランスを保つために腎臓は重炭酸イオンを生成し、血液の酸性を中和します。腎機能が低下すると血液が過度に酸性になり、代謝性アシドーシスが生じます。重度になると意識障害や死に至ることがあります。

まとめ

これらの症状が見られたら、早めに医師の診察を受け、腎機能の検査を受けることが重要です。早期発見・早期治療が腎不全の進行を抑える鍵となります。

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