膀胱尿管逆流の治療方法
概要
膀胱尿管逆流(Vesicoureteral reflux)は、膀胱から尿管を通って尿が腎臓へ逆流する状態です。逆流は慢性尿路感染症や腎盂腎炎、腎臓の瘢痕化を引き起こす危険があります。尿路感染症を起こす子どもの約3分の1が逆流を持っていますが、出生時に備わっているものの、治療や自然改善が可能です。
治療・管理のステップ
小児科医・泌尿器科医の定期受診を続けます。多くの子どもは特別な治療なしに自然に改善します。
医師の判断で、必要に応じて毎日抗生物質を服用させます。低用量の抗生剤は慢性尿路感染症の予防に効果があり、副作用は少ないです。
年1回の超音波検査とシトグラム(膀胱造影)で、逆流の有無や腎臓の瘢痕を確認します。
逆流が続き、腎臓に瘢痕が残る場合は、4〜5年経過後に手術を検討します。
手術は尿管を膀胱壁に再定位する短時間の手術で、入院は3〜4日程度です。医師の指示に従って手術を受けます。
手術後は医師の指示通りに抗生物質を継続し、術後1か月で超音波検査を行い、尿管と膀胱の回復を確認します。
早期発見と適切な管理で、腎機能の低下を防ぐことができます。
