無尿の兆候と症状は何ですか?

無尿(アヌリア)とは、尿が全く出ない、または1日あたりの尿量が100ml(約3.4オンス)未満になる状態を指します。体内に毒素が蓄積しやすく、早急な治療が必要です。無尿自体は疾患ではなく、さまざまな基礎疾患が原因で起こります。

無尿を引き起こす主な原因

尿路閉塞による無尿

尿路に何らかの閉塞が生じると、尿の排出が阻害されます。代表的なものに、腎臓から膀胱へ尿が流れる通路が詰まる「閉塞性無尿」や、尿管や尿道に障害がある「後腎性無尿」などがあります。症状としては、下腹部や背部の痛み、発熱、嘔吐がみられることがあります。

尿路感染症(UTI)

尿は出ているものの、少量しか排出できず、排尿時に痛みを伴う場合は尿路感染症が疑われます。頻尿感と少量尿、排尿時の疼痛が典型的な症状です。抗生物質による治療が一般的です。

前立腺肥大による排尿障害

40代から60代の男性に多い前立腺肥大は、尿道を圧迫し尿流を遅くします。排尿困難に加えて、骨の痛みや足のむくみ、血尿や精液中に血が混じるといった症状が現れた場合は、速やかに医師の診察を受けてください。

後腹膜線維症

後腹膜線維症は、胃の近くに線維性の腫瘤ができ、腎臓から膀胱への尿流を遮断します。無尿に加えて、激しい腹痛や嘔吐が起こります。この稀な疾患は早期診断が重要です。

腎臓機能障害

腎臓は血液中の老廃物を尿として排出する役割を担っています。過去に腎臓疾患を抱えていた場合、無尿はその再発や悪化が原因となることがあります。適切に治療しないと、体内に毒素が蓄積し重篤な状態に陥ります。

尿路障害 - 関連記事