自己導尿カテーテルを尿道に残したまま抜くのを忘れたらどうなるか?
自己導尿カテーテルを長時間放置した場合のリスク
自己導尿カテーテルを尿道内に長時間残したまま取り出すのを忘れると、さまざまな合併症が起こります。以下に主なリスクを示します。
1. 尿路感染症(UTI)
カテーテルを推奨時間以上に留置すると、細菌が尿道に侵入しやすくなり、尿路感染症を引き起こす可能性が高まります。頻尿、排尿時の痛みや灼熱感、濁った尿や悪臭、発熱などの症状が見られます。
2. 尿道損傷
長時間の留置は尿道を刺激し、炎症や瘢痕化、狭窄(尿道狭窄)を招くことがあります。また、排尿感覚が低下することもあります。
3. 膀胱損傷
カテーテルが膀胱内に長く留まると、膀胱痙攣や失禁、完全に排尿できない状態になることがあります。
4. 結晶・石灰化(エンクラストレーション)
尿中のミネラルや塩分がカテーテル表面に付着し、硬い結晶層を形成します。これによりカテーテルの抜去が困難になり、医療処置が必要になる場合があります。
5. 敗血症
重症の場合、細菌が血流に侵入し敗血症を引き起こす危険性があります。敗血症は命に関わる緊急事態です。
対策と注意点
医師や看護師から指示された使用方法と管理手順を必ず守りましょう。異常な症状が現れた場合やカテーテルが抜けない場合は、速やかに医療機関へ連絡してください。
