膀胱の主な疾患と対策
膀胱は尿を貯める重要な臓器で、さまざまな疾患が発症します。ここでは代表的な膀胱疾患とその症状、治療法をわかりやすく解説します。
尿路感染症(UTI)
尿路感染症は最も一般的な膀胱疾患のひとつです。大腸菌などの細菌が尿路に侵入すると起こります。排尿時の灼熱感や頻尿といった症状が現れ、抗生物質で数日で治りますが、放置すると腎臓へ広がり重篤化する恐れがあります。症状が出たら速やかに受診しましょう。
間質性膀胱炎(IC)
間質性膀胱炎は慢性的な炎症で、頻尿や骨盤痛、膀胱の圧迫感を伴います。根本的な治療法はなく、刺激物を除く食事療法やエルミロンなどの薬で症状を緩和します。
膀胱がん
膀胱がんの原因は不明ですが、膀胱内に腫瘍ができることで発症します。血尿は重要な警告サインです。診断後は放射線療法や化学療法が主な治療法で、進行度により予後は異なります。
過活動膀胱
成人の約6人に1人が過活動膀胱の症状を抱えています。頻尿や突然の強い尿意が特徴で、失禁につながることもあります。トビアズなどの薬剤で尿意や頻度を抑えることが可能です。
尿失禁
尿失禁は膀胱のコントロールが失われる状態で、トイレに間に合わない、くしゃみや咳で漏れるなどの症状があります。高齢者や出産経験のある女性に多いですが、カフェイン過剰摂取や膀胱がんなどさまざまな要因で起こります。日常生活に支障がある場合は医師の診察を受けましょう。
